【IPO】対面型証券との付き合い方

投資情報

はじめに

対面型証券とはネット証券とは違い、
顧客毎に担当者がつく形式の証券会社です。

ネット証券は担当がつかず、
基本的には顧客のみの自己判断で売買を行います。
その分人件費等のコストがかからないため、
手数料が安いというメリットがあります。

一方対面型証券は担当者からの投資情報の提供はもちろん、
相続や不動産、ローンの相談、事業承継、M&Aといった
株式以外の金融サービスの提案を行います。
ネット証券に比べると手数料は割高です。

誤解を恐れずに言うのならば、
ネット証券はエコノミークラス、
対面型証券はファーストクラスといった感じです。

ファーストクラスのサービスを提供するため、
担当者が努力することは大事ですが、
逆に分不相応なサービスを必要としない顧客が
対面証券で口座開設をするメリットは少ない
と言えます。

IPOの配分は・・・

先日の記事でIPOは証券会社が投資家に募集をかけると書きましたが、
その配分は現状、対面型証券のシェアが大幅に高いです。

https://diamond.jp/zai より引用

2018年に新規上場したメルカリの各社配分を載せています。
株式売り出しを引き受けた会社は「幹事会社」と呼ばれます。
※最も比率の高い会社は「主幹事会社

理由としては大量の株式を期限までに売り切る必要があり
顧客を多く抱え、営業力のある対面型証券に売り出しを任せるからです。

IPOという取引は非常に人気ですが、
残念ながら全てのIPOに人気が集まるという訳ではありません。

「IPO」で検索すると、今後のIPOスケジュールを紹介している
サイトが多く出てきます。
それに加えて株価の予想も多くなされています。

認知度が高く、かつ業績も良いという企業は好まれやすく、
逆に期待値が低い企業は評価が低くなりやすいです。

必ずしも予想サイトの結果通りになる訳ではありませんが、
どうせなら人気の高い銘柄を買いたいというのが本音。

となればシェアの高い証券会社をチョイスするのは自然と言えます。

幹事証券の本音

投資家としては安全に楽に早く儲けたいという本音があるでしょう。
だから比較的勝率の高いIPOだけで勝負する。

そういった投資家は非常に多いです。

ただ証券会社の立場からすると、
そうした考え方の顧客に優良なIPOをお渡しすることは99%ありえません
残り1%の例外は、その顧客が超ド級の金持ちであるという場合のみです。

証券会社のセールスからすると、
IPOのような数に限りのある優良な商品は
できる限り今後の取引が見込めそうな顧客に割り当てます。
営利企業である以上、しっかりと収益を上げなければならないからです。

「IPOだけ買って儲かりました、さようなら」
という顧客は残念ながら証券会社のセールスにとって、
良いお客様になることは絶対にありえません。

対面証券はファーストクラスと例えましたが、
100万200万で株を買いたいというお客様に多くの時間を割くことはできません。

最低でも1000万ロットの取引があるお客様への感謝の気持ち、あるいは金融資産が潤沢な方に振り向いてもらうためのツールとしてIPOという武器を使います。

何故なら今後とも良い取引を、多くの収益をいただくために。

最後に

今回は少しぶっちゃけトークになってしまいましたが、
IPOが欲しいという方には是非知っておいていただきたい内容でした。

決して証券会社やお客様を非難する訳ではないのですが、
お互いにとってメリットのない話でもあるため、
これから証券会社の口座開設を検討されている方は
ご参考にしていただきたいです。

ローリスクハイリターンって中々ありませんね。

タイトルとURLをコピーしました